これだけは知っておきたい!「会社の辞め方」と「手順」について

2020年6月9日

こんにちは!

 

会社を辞めるということは、一時的にせよ生活の糧である仕事を失うわけですから、

非常に重大な行為ですので、一定の手順があります。

 

そこで今回は、会社を辞める場合の手順について解説します。

 

会社を辞める際の手順

 

会社を辞める際の手順は次のとおりになります。

 

1. 退職プランを立てる

2. 退職を切り出す

3. 退職交渉

4. 退職届の提出

5. 引き継ぎとあいさつ

 

退職する際には、まず退職プランを立てます。

退職すると、再就職先が決まっている場合は別として、

しばらく仕事がなくなりますから、お金の準備も必要です。

 

ハローワークから基本手当がもらえるのか、

もらえる場合はどのくらい貰えるのかも確認する必要があります。

就業規則の退職に関する規定も見ておきます。

 

心理的な不安を払しょくする意味でも、

退職の申し入れ前に就職活動をして、再就職先を決めておくことが望ましいです。

 

退職プランが決まったら、会社に退職したい旨を伝えます。

このタイミングは、退職予定日の1か月~3か月前が望ましいです。

 

退職を伝えた後は、会社と退職交渉や引き継ぎに関する打ち合わせを行います。

この際、会社の退職の引き留めには、毅然とした態度で断ることが必要です。

 

退職交渉が終了したら、退職届を会社に提出します。

 

退職届の提出から退職までの間に、引き継ぎとお世話になった方への退職の挨拶を行います。

 

緊急脱出的に会社を辞める場合の手順

 

職場でひどいパワハラを受けた、又は、違法な長時間労働によって、

心身に危険が伴う状態にあり、自分の身を守るために緊急脱出的に会社を辞める場合には、

次のような手順となります。

 

まず、退職の申し入れを行います。

この申し入れは、どうしても会社の人間と顔を合わせたくない場合には、電話やメールを使っても構いません。

とにかく、退職の申し入れを成立させることが重要です。

 

退職の申し入れが成立すると、正社員の場合は2週間で退職となります。

退職の申し入れから退職までの期間については、有給が残っていればそれを消化することで、

退職の申し入れ後1日も出社することなく、退職できます。

 

一方期間雇用で働く方の場合は、退職の申し入れが成立しても、

特別の事情がない場合には、期間満了までは退職ができません。

しかし、会社が承認すれば、退職の申し入れ直後の退職も可能です。

退職の申し入れの際、即日に退職したい希望も伝えます。