「職場が辞めさせてくれない!」と悩んでいる保育士さん向けの話

こんにちは!

 

保育所はギリギリの保育士数で運営されているところが多く、急な退職者が出るとシフト変更が容易でないので、退職を申し出た者に対して、退職を留意することが少なくありません。

 

そこで、今回は、保育士が会社に辞めることを申し入れたが、会社が辞めさせてくれないケースについて書いていきます。

 

保育士は必ず辞めることができる

 

保育所の多くは、ギリギリの保育士数で運営されていることが多いので、急な退職者が出ると、シフトの変更が大変になります。

 

従って、退職を申し入れると、事業所の方で退職を妨害して、辞めさせてくれないというケースがよく起こります。

 

また、経験年数が長く、職務に精通しているベテランの保育士さんが辞めたいという場合も、事業所の方で、その方が辞めた穴を埋めることが非常に困難なので、退職させないように工作してくることもよくあります。

 

そういった場合でも、退職予定日の1カ月~3か月程度前に余裕をもって退職を伝える、引き継ぎを十分に行う、退職の申し入れから退職までの期間、働く場合は、気を抜かないでしっかり働く、などの退職に一般ルールを守っていれば、強い退職の意思を持つ限り、最終的には必ず退職できます。

 

会社が暴行・脅迫などの強硬な手段を用いて退職を妨害することは法律で禁止されていますので、退職者の方で強く退職を主張すれば、会社はそれを拒むことはできません。

 

保育士を辞めると伝える前に十分に検討する

 

たいていは、保育士を辞めたいと会社に伝えた時点で、会社と働く方の信頼関係はこじれています。

 

このこじれた信頼関係を修復することは容易ではありません。

 

特に、会社を辞めたいといった時点で、会社の方では、思いの強弱はありますが、社員が会社を「裏切った」と考えます。

 

一度退職を申し出た社員に対して、会社は、仮にその社員を説得して、退職を思いとどまらせたとしても、「いつまた辞めると言い出すか分からない社員」というレッテルを張ります。

 

そうすると、会社の説得を聞いて会社に残ったとしても、冷や飯を食わされて、あまり面白くはありません。

 

従って、一度退職を切り出したら、会社がそれを留意してきても、翻意せずに、退職してしまうことが必要です。

 

反対から言うと、退職を会社に伝える場合には、途中で退職を撤回しないように、言い出す前に、十分に考えをつくさなければなりません。