「残業がきつい!」そんな時は体調を壊す前に転職をするのも一つ

こんにちは!

 

会社が違法な残業を行い、それが原因で疲労がたまって、仕事がきついと感じる状態は非常に危険な状態です。

 

会社を辞めるとことは、非常に大きなリスクを背負いますので、できれば避けたいものですが、残業が多いことの危険から自分の身を守るために、そうすることが必要な場合もあります。

 

そこで、今回は、残業がきつくて転職を考えるケースについて、書いていきます。

 

違法な残業問題を転職で解決する

 

残業が多くて、適切な水準の休憩、休暇をとれないと、ストレスをうまく解消できず、段々疲労がたまってきて、仕事がきつくなり、残業の少ない別の会社に転職しようと思うようになります。

 

過度な残業は、うつ病などの精神疾患を発症させたり、心筋梗塞や脳梗塞を発症させたりするので、大変危険です。

 

会社が違法残業を行うことで、仕事がきついという場合には、会社に違法残業をやめ、適切な休憩休暇を与えるように要求します。

 

それでも、会社が違法残業を辞めない場合には、自分の身を守るために、会社を辞めて、残業の少ない別の会社に転職するというのも、十分に合理的な選択です。

 

残業がきつくて転職する際のめやす

 

雇用保険には、特定受給資格者というものがあります。これは、基本手当(失業保険)の受給に当たって、離職理由(退職理由)によって、一般の受給者よりも優遇を受けることができる者のことです。

 

退職直前の6か月間に、以下の条件のいずれかに該当したことを理由に退職した場合、定受給資格者に該当します。

①いずれか連続する3か月間で45時間以上の時間外労働が行われた

②いずれか1か月で100時間以上の時間外労働が行われた

③いずれか連続する2か月以上の期間の時間外労働を平均して、1か月80時間を超え

る時間外労働が行われた

 

残業がきついという理由で、転職のために退職したいという場合、退職の可否を判断する基準の1つとして、上記の特定受給資格者の該当基準を上げることができます。

 

この基準を満たしている場合、残業がきつくて辞めるということが、客観的な妥当性が付与されますし、退職後の基本手当の受給に際して、優遇を受けることができます。