【悩む】パワハラで辞める時に「退職届」はどうすれば良い?

2020年12月14日

こんにちは!

 

職場でパワハラを受けていると、毎日毎日会社に出るのが辛くて、ストレスが溜まり、会社を辞めたくなります。

 

そこで、今回は、パワハラを原因として会社を辞める時に、退職届を出すべきかということなどについて、書いていきます。

 

パワハラで辞める時に退職届は必要か?

 

パワハラが原因で会社を辞める時に、退職届を会社に提出すると、パワハラがますますひどくなることがあります。

 

普段からパワハラを平気で行うような会社や上司が、普通に退職交渉に応じてくれるはずもなく、退職したら賠償金を請求すると脅迫されたり、提出した退職届を受け取らずに、ゴミ箱に投げられたりします。

 

ただでさえ、職場で受けるパワハラでまいっているところに、さらに、退職によるトラブルでストレスを受けると、心理的なダメージが回復するまでに長い時間がかかります。

 

そこで、パワハラを原因として会社を辞める場合には、退職届を提出する通常の退職方法ではなく、退職代行を使ってトラブルなく辞めた方がよいです。

 

退職届に書く退職理由はパワハラを避ける

 

「上司、同僚等からの故意の排斥又は著しい冷遇若しくは嫌がらせを受けたことによって離職した者」は、特定受給資格者として、退職後にハローワークから受ける基本手当の受給の際に、優遇を受けることができます。

 

この特定受給資格者に該当するために、パワハラを原因として退職する旨を記載した退職届を会社に提出することは、必ずしも必要ではありません。

 

退職代行を使って退職届を提出しないで辞めた場合であっても、退職後にハローワークに行った際に、ハローワークの担当者にパワハラが原因で辞めたことを報告して、その担当者を納得させることができれば、雇用保険の受給上で優遇を受けることができます。

 

パワハラの退職理由とする退職届を会社に提出すれば、会社がそれを受け取ってくれる可能性はますます下がり、また、さらにひどいパワハラを受ける可能性が出てきます。

 

仮に、退職届を会社に提出する場合でも、パワハラに触れることは避け、退職理由は「一身上の都合」とするのが良いです。