上手く伝えないとトラブル?会社を辞める時の言い方について

こんにちは!

 

退職は、学校で言うと卒業式に相当するものなので、厳粛さが求められます。従って、その言い方(退職の申し入れ方)にも細心の注意を払う必要があります。

 

そこで、今回は、会社を辞める時に、会社に退職を申し入れますが、その際の言い方について書いていきます。

 

普通の退職の場合の言い方

 

会社とトラブルを起こしての退職ではない、普通に退職する場合の辞める時の言い方(退職の申し入れ方)については、まず、直接切り出すのではなく、事前にアポイントを取ります。

 

例えば、職場の上司に「本日、終業後にお話ししたいことがありますので、時間を取って頂いてよろしいでしょうか?」などと、初めに伝えておきます。

 

実際に退職を切り出すのは、上司と2人きりの場所で行います。上司以外の他の職員に退職したい意志が伝わるのは、好ましいことではありません。

 

退職は厳粛なものですので、言い回しは、できるだけ丁寧な言い回しにします。例えば「この会社で成長させて頂いて感謝しておりますが、やむを得ず、○月○日をもって退職させていただくことを決めました」などです。

 

退職の際の退職理由について

 

法律的には、退職に際して、会社に退職理由を伝える義務はありませんから、「一身上の都合」で十分です。

 

ただし、会社とトラブルを起こしていない普通の退職であれば、上司に退職理由を聞かれた時に、その答えが「一身上の都合」では、少し冷たい感じがするので、当たり障りのない退職理由を用意しておくとよいでしょう。

 

当たり障りのない退職理由としては、次のようなものがあります。

・業務の中で興味を持った分野に絞って、より専門性を磨きたい

・これまでの経験を活かし、新しい環境で自分の力を伸ばしたい

・資格取得のために勉強に専念したい

・夢だった海外留学を実現します

・個人で起業します

 

なお、当たり障りのない退職理由を会社に伝えるのは、会社が退職することを承認している場合です。会社が退職を引き留めている時に、こういった退職理由を伝えると、会社に退職を引き留める材料を与えてしまい、かえって退職が難しくなります。