【必読】辞めたいパートのお仕事は引き留められても辞められます!

2020年6月9日

こんにちは!

 

パートさんが会社を辞める場合には、正社員が辞める場合とは異なる独特のルールがあります。

 

そこで今回は、パートさんが辞めたいと申し入れた時に、

会社が引き留める場合の対応策について書いていきます。

 

パートを辞めたのに引き留められるケース

 

パートさんは、期間雇用契約で働くのが普通ですが、期間雇用契約で働く場合、

病気や怪我で働けないなどという特別な理由がない限り、契約期間の途中で辞めることはできません。

 

従って、期間途中で退職の申し入れを行い、会社に引き留められた場合には、

契約期間の満了までは、それに応じて退職時期を延期する必要があります。

 

さらに、契約期間の満期が来ても引き留めが続き、契約の更新もして欲しいと会社に言われた場合には、

契約更新までは法律上の義務はないので、それは断ってもいいでしょう。

 

契約期間の満期までに引き継ぎを終え、もしその者の退職で人手不足になるのであれば、

後任者を採用しておくことは会社の義務であり、そこまで退職者が心配してやる必要はありません。

 

ただし、お世話になった会社だからという理由で、任意でもう1期だけ契約を更新してももちろん構いません。

 

会社が契約の更新を迫るケース

 

契約期間の満期まで待った場合に、会社がしつこく契約の更新を迫ってくる場合があります。

 

パートさんの場合には、これも退職の引き留めになります。

 

しかし会社が何を言おうと、更新契約書にサインすることを拒めば、

契約期間の満期の到来によって、自動的に退職できます。

 

暴力・脅迫などの強硬な手段によって、更新契約書に強制的にサインさせることは法律違反ですので、

会社ができることは、契約書にサインするように説得することだけです。

 

従って、契約期間満了まで会社の説得を断り続ければ、必ず退職することができます。

 

この点では、退職届を受理しないで退職の申し入れを成立させない方法で、

合法的引き留めができる正社員の退職よりも、パートさんの方が楽に退職できると言えます。