【離職率が高い】たくさんの人が飲食業界を辞める理由とは!?

こんにちは!

 

飲食業の離職率は約30%で、全業種の平均である約14.9%の約2倍の水準となっています。(平成29年度・厚生労働省雇用動向調査)

 

この調査結果から、飲食店に就職した方のだいたい3人に1人が、就職から1年以内に辞めていることが分かります。

 

そこで、今回は、離職率が非常に高い飲食業界で、仕事を辞める理由について書いていきます。

 

飲食店を辞める理由で多い過酷な労働環境

 

飲食店を辞める理由としては、過酷な労働環境がまず考えられます。

 

飲食業界は、恒常的に人手不足であり、その人手不足は、既存の職員の残業によってカバーしています。

 

従って、平日の超過勤務や、休日出勤などは当たり前となっています。

 

残業した分の割増賃金がちゃんと支払われればよいのですが、ほとんどサービス残業なので、長い時間働いた割には給料が安く、これも不満の原因となります。

 

過度の時間外労働が継続すると、それからくるストレスから、職場の人間関係が殺伐になり、職部で陰湿ないじめが行われたりします。

 

ちなみに、平成29年に厚生労働省が実施した雇用動向調査では、飲食業界の離職率は30%(全業種平均の約2倍の水準)、年間約143万人、1日当たり4144人が辞めています。

 

これを見ても、飲食業界がいかに過酷な労働環境にあるかが分かります。

 

 飲食業のお仕事が向かないので辞める

 

飲食店のお仕事には、以下のような特徴があります。

・接客業なので、へりくだることが必要

・チームプレーが基本なので、わがままが言えない

・残業が多く、休日が少ないので、身体が丈夫でないとできない

・客の注文を間違えずに実現する正確さが必要

・調理中の事故による労災が多い

 

従って、上記の飲食業の特徴から、飲食業が自分に向かないという場合は、過酷な労働環境に耐え切れなくて、すぐに辞めたくなります。

 

飲食業に限ったことではないのですが、自分の性格・経験・能力にマッチした仕事につけば長く勤めることができる可能性が高くなりますが、反対に、それにマッチしない仕事につくと、馴染めないで、短期で辞めていく確率が高くなります。

 

飲食業は仕事が大変ですので、この仕事が好きでないと、あるいは、例えば、将来は独立してお店を持つなどの夢がないと、過酷な労働環境に我慢が出来なくて、辞めたくなります。