【ランキング】介護労働安定センターによる介護士が辞めた理由
こんにちは!
超高齢社会においては、介護の仕事の重要性は増加する一方となっています。
しかし、介護のお仕事は昔から3K(きつい、汚い、危険)の職場が多く、
離職率が高い業種としても知られています。
そこで今回は、介護士が介護の仕事を辞めた理由について書いていきます。
介護士が仕事を辞めた理由
公益財団法人・介護労働安定センターによる「平成29年度 介護労働実態調査」によると、
介護士が仕事を辞めた理由ベスト5は次のようになります。
第1位 人間関係に問題があったため
第2位 結婚、妊娠、出産、育児のため
第3位 法人や施設、事業所の理念や運営の在り方に不満があったため
第4位 他に良い仕事や職場があったため
第5位 自分の将来の見込みがなかったため
第1位と第2位はどこの業種でも考えられる退職理由ですが、
第3位から第5位までは、介護士に多い独自の退職理由です。
介護の職場に長く勤めていると、お仕事がきつい割には賃金が安く社会的な評価もそれほど高くないので、
希望が無くなると言われています。
また、事業所の所長や長く勤めているベテランの介護士が権力を握り、
自分勝手に施設を運営するケースも多いと言われています。
こういったことが、第3位から第5位の退職理由が出てくる原因と考えられます。
介護士にも退職の自由が保障されている
介護士であっても、労働者に変わりはありませんので、労働基準法が適用され、退職の自由が保障されています。
従って、どうしても職場が我慢できない場合には、介護の仕事を辞める選択もできます。
「お年寄りが好きだから」「介護の仕事にやりがいを感じる」「資格・技能が生かせる」
などという積極的な理由で介護の仕事についても、
仕事がきつく、給料が安く、職場の人間関係が悪いと、いずれ辞めたくなるのが現実です。
給料が安いという場合には、介護職であっても管理職になれば年収が500万円~600万円支給されますから、
その問題は解決しますが、介護職の管理職はポスト数が限られており、容易に管理職にはなれないと言われています。
国の政策で最近は少しずつ介護職の待遇も改善されていますが、それでもまだ十分ではありません。
介護職に生きがいを感じ、介護職の資格・技能もあり、
将来は管理職になって頑張りたいという意欲がある場合は別ですが、
そういったものがなく、将来のビジョンが描けない場合には、転職を考えることも決して悪くはありません。
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