【注目】「仕事を辞めたい」は本当に甘えなの?状況別に解説

2020年5月5日

こんにちは!

 

ひと昔前は「仕事を辞めたい」は即座に「甘え」とみなされる風潮がありましたが、

最近では、悲惨な労災事故が仕事を辞めることによって回避できることが多くの人々によって認識されるようになってきたので、そういった風潮は弱くなっています。

 

今回は、仕事を辞めたいということが「甘え」に該当するかどうかについて書いていきます。

 

「仕事を辞めたい」が甘えのケース

 

仕事を辞めたいと考えることが「甘え」に該当するケースには、次のようなものがあります。

 

1. 勤務先が遠くて朝早く起きるのがつらい

2. 5月病

3. 転勤がある職場で、現在の仕事がつまらない

4. 転勤のある職場で、上司や同僚に合わない人がいる

5. 理由は分からないが、何となく仕事を辞めたい

 

うつ病などの影響で朝早く起きるのがつらいという場合は別ですが、

健康な方が、勤務先が遠いので朝早く起きなければならないというような理由で会社を辞めたいと思うのは、

通勤時間が極端に長い場合を除けば、「甘え」と言えるでしょう。

 

5月病や理由は分からないが何となく辞めたい時なども、

5月病というのは正式な病気ではありませんので、それで辞めたいは「甘え」です。

「何となく」は、もう論外です。

 

転勤がある職場で、現在担当している仕事が自分に合わないとか、

現在の人間関係に不満がある場合には、転勤を待っていれば状況が好転することがあるので、

それだけで辞めたいと考えるのも「甘え」と言えます。

 

仕事を辞めたいが甘えでないケース

 

仕事を辞めたいということが甘えでないケースには次のようなものがあります。

 

1. 月80時間を超える残業をしている

2. ひどいパワハラ・セクハラを受けている

3. 会社が倒産の危機に瀕している

4. うつ病などの精神疾患を発症している

5. 会社全体が悪いことをしている

 

仕事を辞めることを悪いことのように考える風潮がありますが、決して、それは100%悪いわけではありません。

 

仕事を辞めなかったことが本人に過労死や自殺などの悲惨な事態をもたらし、

仕事を辞めていればそういった事態を回避できたという場合には、仕事を辞めることはよいことになります。

 

仕事を辞めるべき時に仕事を辞めたいと考えることは「甘え」ではありません。

それは、危険を感知した自己防衛本能の発現です。

 

確実に、仕事を辞めた方が良いケースがあるので、

そのようなケースに遭遇したら、仕事を辞めたいと思ってもそれを「甘え」とは捉えず、

すみやかに退職したほうが良いでしょう。