【トラック運転手向け】勤務先が辞めさせてくれない時の対処策

こんにちは!

 

トラック運転手の仕事は、とにかく労働時間が長くなりますから、よほどタフでないと、途中で体力的に持たなくて、辞めたくなります。

 

しかし、トラック業界は恒常的な人手不足なので、辞めたいと申し出たドライバーを辞めさせてくれない事態がよく起こります。

 

そこで、今回は、そういったケースについて書いていきます。

 

会社は辞めさせなくてはならない

 

トラック運転手には退職の自由が保障されています。

 

会社が退職を申し出た方に対して、話し合いにより、退職を思いとどまるように説得することはよいのですが、それ以上のことはできません。

 

退職を申し出た方に対して、以下のような行為をすることは違法です。

・いま退職するならば、○○万円の賠償金を請求する

・毎日、数時間、会議室などに呼びつけて説教する

・二度とこの業界で働けないようにしてやると脅す

・親やその他の親族に連絡する

・お前のようなものはどこに行っても通用しないと侮蔑する

 

民法では、期間の定めのない契約で働く正社員の場合、退職の申し入れから2週間が経過すれば、自動的に退職が成立すると規定しています。

 

この規定からも分かるように、退職を申し出たドライバーがいる場合、会社は、辞めさせなくてはならないのが原則です。

 

脅迫などで辞めさせない会社はブラック

 

トラック業界は、昔は、労働法令を守らないいい加減な会社が多かったのですが、最近では、全体としては、法令遵守する会社が多くなり、安心して勤められるところが大部分を占めます。

 

しかし、その中には、ブラックな会社も間違いなく存在します。

 

そういった会社では、平気で、サービス残業、パワハラ、安全衛生規則の無視などの法令違反を行う一方で、そういったことに嫌気がさして「辞めたいと」と申し出た者に対して、脅迫的な方法で、辞めさせないようにしてきます。

 

「辞めたい」と申し出たドライバーに対して、脅迫などの違法な手段を使って辞めさせないようにしてくる場合、その会社はブラックな会社と判断して差し支えありません。

 

ブラックな会社に勤めていてもよいことは全くないので、早めに退職して別の会社に移った方がいいでしょう。