【仕事の辞め方】意外に知られていない!退職は電話でも出来ます!

2020年6月9日

こんにちは!

 

退職の申し入れは会社に出社して上司などに退職届を提出するという方法が一般的ですが、

電話で退職の申し入れをするという方法も法律上は問題がないため、不可能ではありません。

 

そこで今回は、電話を使った仕事の辞め方について解説します。

 

電話でも退職の申し入れ成立する

 

退職の意思表示は、会社に出社して会社の上司などに退職届を提出して行うのが一般的ですが、

法律的には、退職届(文書)によらず、口頭(電話)での退職の申し入れも成立します。

 

従って、電話で退職する旨を伝えた場合でも、

期間の定めのない契約で就労する場合には、その電話から2週間が経過すると、原則として退職が成立します。

 

電話で退職の申し入れをした場合には、

退職のような重要な行為を電話で済ませてしまうのは非常識だという非難を受ける可能性はありますが、

法的に罰を受けることはありませんので、本人がそれを気にしなければそれ以上のことはありません。

 

電話で退職を申し入れる際の注意点

 

電話で退職を申し入れる場合、まず、最初に「電話で大変申し訳ありませんが」というお詫びの言葉を使います。

 

電話での退職申し入れをすると、その後、一度も出社しないで退職するケースもあると思いますが、

その場合は、引き継ぎができずに会社に迷惑をかけることになりますので、この点に気を付ける必要があります。

 

退職に理由は「一身上の都合」とします。

余計な退職理由を伝えると、話がこじれて退職が難しくなることがあります。

 

電話で退職の申し入れをした場合でも、後から退職届を作成して、会社に郵送したほうがいいでしょう。

文書があった方が、後からトラブルが起こる可能性が少なくなります。

 

会社からは、源泉徴収票、離職票、年金手帳(会社が保管している場合)などを交付してもらう必要があり、

また会社へは、健康保険証や会社の貸与品を返却する必要がありますが、こちらは郵便を使えばいいでしょう。

 

電話での退職の申し入れ後、一度も出社しないで会社を辞めたい場合には、

退職手続きに関する連絡も、電話又はメールで行いたい旨も伝えておきます。