【知っておくべき】社会人2年目で会社を辞めた人達の理由とその後

2020年4月15日

 

今回は、会社に入社して2年目で仕事を辞めたい場合について書いていきます。

 

2年目となると、仕事も覚えてくるし、人間関係もできていきます。

 

そして、仕事を辞める理由の上位が、入社1年以内の離職の場合の

「仕事や人間関係が合わないから」「賃金休暇などの労働条件が良くない」に変わってきます。

 

労働条件に関する不満は、それが極端に悪くない場合、他の理由と比較して我慢しやすいので、

会社を辞めないで様子を見てみるというのも一つの方法です。

 

2年目になると仕事を辞める理由が変わる

 

厚生労働者が発表した若年者雇用実態調査の概況によれば、

新卒入社3か月未満で会社を辞めた人の退職理由の第1位は、

仕事が自分に合わない(48.5%)というものでした。

 

一方、2年目で仕事を辞めた人の退職理由は、

労働時間、休日、休暇の条件が悪かった(27.3%)が第1位、

賃金条件が良くない(20.5%)が第3位でした。

 

2年目になると、仕事も覚えてくるし、人間関係も少しずつ広がってきます。

そこで一息ついたときに、賃金や休暇などの労働条件が合わないと、会社を辞めたくなるようです。

 

余裕をもって仕事をこなせるようになったときに、

就職した会社の将来が見えてきて、辞めたくなるというケースもあります。

 

賃金や労働条件に関する不満は我慢しやすい

 

会社の人間関係もうまくいっているし、仕事も自分に合っているというのであれば、

賃金が安いとか休暇が少ないといった理由では辞めない方がいいでしょう。

 

賃金は、我慢して仕事を続けていけば、普通の会社であれば徐々に上がっていきますし、

休暇などは、最近話題になっている働き方改革の推進で増加していく可能性があります。

 

会社の人間関係が良好で、仕事も自分に合っているというのであれば、それは非常に幸せなことです。

転職した次の会社が、そういった恵まれた会社である保証はありません。

 

賃金や休暇などの労働条件が合わない、人間関係が良くない、仕事が自分に合わない、といった理由は、

男女、年代、職種を問わず、会社を辞めたい理由の上位を占めます。

 

健康に障害を与えるような極端な場合は別として、

多少残業が多いとか、休暇が少ない、賃金が少ないという事由は、比較的我慢しやすいものです。

 

35歳までに天職を見つければ大丈夫

 

公務員や大企業の場合、再就職は非常に厳しいのが現状ですが、

一般企業であれば、35歳くらいまでは正社員としての就職口があります。

 

従って、最低限35歳くらいまでに一生をかけるに値する会社を見つければ、人生を誤らなくて済みます。

 

平均寿命の延びに伴って、定年も徐々に延長され、

35歳の新人でもそんなに大きな違和感を感じることはありません。

 

安易な転職を推奨するわけではないですが、

若い方であれば、自分の現在の会社が人生を賭けるに値しないと思うのであれば、

2年目で辞めて、別の会社を探すのも悪くありません。

 

2年目で会社を辞めた場合に気をつける必要があるのは、

そのまま勤労意欲を失って崩れてしまうことです。

 

ステップアップの転職のためという積極的な理由で会社を辞めるのであれば、

それが成功する場合もあり、一概に悪いことと決めることはできません。