【会社が辞めさせてくれない】メールを使って辞める事は出来るのか?

こんにちは!

 

メールを使って退職するのは本来はNGですが、一定の場合、この方法を使って会社を辞めてもよいことがあります。

 

そこで、今回は、退職を会社に申し入れた時に、会社が辞めさせてくれない場合に、メールを使って辞める方法について書いていきます。

 

メールを使って辞めてもよいケース

 

会社を辞めたいと伝えたところ、上司が「辞めた場合には、このよう会で働けなくしてやる」などと脅迫するので、怖くて会社を辞められないケースがあります。

 

このような場合、メールで退職を申し込んで、その後の会社とのやり取りをメールまたは郵便で行うことにすれば、会社に一度出社することなく、会社を退職できます。

 

会社に一度も出社せずに辞めるわけですから、会社は退職を思いとどまるように説得することができません。従って、退職期日(正社員の場合は、退職の申し入れから2週間後)が来れば、退職できます。

 

メールを使っての退職の場合、仕事を教えてくれるなど職場でお世話になった方に挨拶なしで退職することになるので、本来はNGな方法ですが、会社が脅迫まがいの退職留意を行うなどの事情があれば、緊急避難的に使ってもよい方法です。

 

メールを使って辞める場合の問題点

 

退職の挨拶ができない点の他に、メールを使って辞める場合の問題点としては、まず、会社が雇用保険からの基本手当受給に必要な離職票の交付を拒み、スムーズに雇用保険の受給ができないことがあることです。

 

ほとんどのケースでは、退職したことで会社から損害賠償を請求されることはありません。

 

しかし、例えば、プロジェクトリーダーとして採用されたにもかかわらず、短期間で退職し、会社が取引先から契約を解除されて損害を被った場合などは、退職後に、会社からその損害の賠償を請求されることがあります。

 

また、会社の費用で資格を取得した場合には、短期間で退職すると、その費用の全部又は一部を退職後に請求されることがあります。

 

メールで退職すると、こういったケースで会社と交渉して、会社に損害賠償をさせないようにしたり、その金額を減額したりすることができなくなります。

 

再就職希望先の採用面接で、不利益を受ける可能性もあります。

 

従って、メールを使って退職するのは、会社の退職妨害が極端に激しい等の一定の機会に限定されるべきです。

 

なお、このケースで、退職代行サービスを使うという方法もあります。