【知って得する】会社が仕事を辞めさせてくれない場合の対処法
こんにちは。
今回は
「会社を辞めたいと会社に伝えたけど、会社が辞めさせてくれず困っている方」
に向けてその場合の対処方法について書いていきます。
このケースでは会社と話し合いによって円満退職に持っていくのが最善です。
それが難しい場合には、退職代行サービスを利用する方法や、
もし労働契約が無期契約で有給休暇が2週間以上あれば、
退職届と同時に2週間の有給休暇申請をする方法があります。
話し合いで解決できればベスト
会社が仕事を辞めさせてくれない場合には、
話し合いで円満退社に持っていければそれに越したことはありません。
特に正社員の方が辞めたいという場合には、会社もその方に大きな投資を行っています。
それを回収しないうちに辞められてしまうと会社の損失になるので、
会社に残るように留意することが多くなります。
しかし、会社の方でも労働者には退職の自由があることは知っています。
脅迫、暴行、監禁などの手段を使って退職することを妨害することは法律で禁止されています。
労働者の方が退職することを固く決意していれば、
会社の方ではそれを覆すことは不可能のことは知っています。
従って、粘り強く会社と交渉すれば、最終的には会社の方が折れて合意退職に持ち込めます。
ただしこの方法は、会社とのトラブルで会社の上司や同僚の顔を見るのもいやだという時には利用できません。
退職代行を利用する
会社の人間と退職に関する交渉が面倒だという場合には、
退職代行サービスの利用が考えられます。
退職代行サービスに依頼すると事業者が本人に代わって退職手続きを行ってくれます。
本人は一度も会社に出社することなく会社を辞めることができます。
会社から会社に残るように留意されることもありません。
退職に際して、会社側と法律的な交渉を行う必要がある場合でも、
弁護士が関与している退職代行サービスであれば、
そういった交渉も代行事業者が行ってくれます。
代行事業者に依頼すると3万円～6万円程度の料金がかかりますが、
会社の人間と顔を合わすことなく会社を退職できますから、それを考えれば安いものでしょう。
退職届+2週間の休暇申請を利用する
会社の人間と退職に関して交渉するのが面倒だという場合には、
退職代行を利用するのが最も良い方法ですが、もし代行業者を利用しない場合には
退職届と同時に2週間の休暇申請を出す方法があります。
労働契約が有期契約の場合にはこの方法は利用できませんが、
期間の定めのない契約であれば、
退職の申込から2週間で労働契約は終了するとういう法律の規定があります。
この規定に従って、退職届と同時に2週間の休暇申請（有給休暇があればそれを使う）を出せば、
その後は会社に一度も出社することなく会社を退職できます。
ただし、会社が退職届の提出から退職までの2週間の普通の休暇申請を認めない時は
無断欠勤で後から損害賠償を求められる可能性があります。
有給休暇を申請する場合には、会社は必ずその申請を認めなくてはなりません。
有給休暇が2週間以上ない場合には、2週間のうちの一部は普通の休暇を申請することになります。
会社がそれを認めない可能性があります。
有給休暇が2週間以上ない場合にはこの方法はリスクが伴う方法ですが、
一応は会社の人間と一度も顔を合わせることなく会社を辞めることができます。